ファーウェイのスマホ出荷20%増予想 米政権の禁輸措置効かず

中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ)は2020年のスマートフォン出荷を20%増と見込んでいることが分かった。ファーウェイはグーグルを含む米企業からの部材調達を禁じられているものの、経営の見通しは明るい。こうした状況から、トランプ政権の圧力は効果を発揮していないと見られる。ブルームバーグが報じた。
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初のスマートグラス販売開始 【写真】
ファーウェイ社のコーポレート戦略プレジデント、ウィル・チャン氏は、自社は今やサムスン電子に続く世界2位のスマホメーカーであり、巨大な中国市場と独自開発のソフトウエアを頼りに好調さを維持すると述べた。スマホ製造に必要なハードウェアの供給元は世界各地に拡大していることから、チャン氏は「 グローバルな規模で解決できる方法はいくらでもある」とふんでいる。

中間的なシナリオで来年のスマホ出荷は約20%増と想定されている。「最も悲観的な見通しであっても、小幅な伸びを予想する」とウィル・チャン氏は見込む。

ファーウェイを創業した任正非最高経営責任者(CEO)は過去に、米国の措置によって売上高は300億ドル(約3兆2700億円)ほど押し下げられる可能性を示していたが、その見通しは100億ドルに縮小された。チャン氏は100億ドル未満に縮小される可能性も指摘している。

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