2018年の世界の億万長者の総資産額、8兆5000億ドルまで目減り

スイスの金融持株会社UBSとコンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PIC)の合同調査によると、2018年、世界の億万長者の総資産額は3880億ドル減少した。昨年の世界の億万長者2101人の総資産額は8兆5000億ドル。
この記事をSputnikで読む

アナリストらによると、原因は「強いドル」と株式市場のボラティリティ。

なお、億万長者の状況は世界の地域ごとに異なっている。

例えばアジアでは億万長者の資産が5年ぶりに減少したが、米国では逆に増加した。

「セルフメイド」 裕福ではない家庭で育った8人の億万長者
また過去5年間で世界では女性億万長者の数が46%増加した。2018年の女性億万長者の数は233人。全体として億万長者が最も多いのはアジア太平洋地域。その数は7.4%減少したものの754人でトップ。2番目に多いのは北米と南米で749人。欧州の億万長者は4.9%減少して598人。

UBグローバル・ウェルス・マネジメントUHNW(Ultra High Net Worth)のトップを務めるヨーゼフ・シュタルダー氏は、億万長者の資産減少について、株式市場の不確実性と困難な地政学的状況の中では自然なものだとの見方を示している。

関連ニュース

コメント