アサンジ氏の父親、インタビューで息子の体調が悪いと語る

内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏の父親ジョン・シプトン氏は、通信社スプートニクのインタビューで、アサンジ氏の体調は非常に悪く、アサンジ氏本人が選んだ医師に診てもらう必要があると語った。
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シプトン氏はアサンジ氏について「体調が悪い。何年にもわたる迫害の後、彼の健康はひどく損なわれた。我々は状況が急速に変化し、彼が回復することを願っている」と述べた。

アサンジ氏の父親、インタビューで息子の体調が悪いと語る

シプトン氏によると、アサンジ氏は収容されている英国の刑務所で医療支援を受けているが、弁護士らはアサンジ氏本人が選んだ医師による支援が提供されるべきだと主張している。

裁判所がアサンジ氏の弁護側の要請を拒否 審問の3ヶ月延期に関して
またシプトン氏は、アサンジ氏解放のためのさらなる支援を得るためにロシア当局と連絡を取りたいか、との質問に対し、次のように答えた-

「はい、関心はある。だが今は彼に家に帰ってきてほしい。ご存知のように、彼には子どもがおり、子どもたちは数年間父親に会っていない。これはよくない」と語った。

シプトン氏は、アサンジ氏の亡命が許可された場合、アサンジ氏がロシアに行くことに反対はしないが、アサンジ氏がオーストラリアに戻ることを望んでいると語った。

「アサンジ事件」

2010年にスウェーデンでセクハラ及び性的暴行の容疑がかけられたアサンジ氏は、 スウェーデンへの引き渡しを恐れて2012年6月からロンドンにあるエクアドル大使館に身を寄せていたが、2019年4月11日、米国の要請に基づき身柄を拘束された

ロンドンの裁判所はアサンジ氏に対し、保釈条件違反の罪で禁錮11カ月の判決を言い渡した。

米国当局は5月下旬、スパイ活動及び機密情報開示に関する17件の法律違反でアサンジ氏を追起訴した。米国に身柄が引き渡された場合、アサンジ氏は長期間の禁錮刑を言い渡される可能性がある。

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