「日本刀」を用いた儀式をめぐりスキャンダル シベリアの陸軍幼年学校が恒例の儀式を一時的に中止

ロシア・シベリア連邦管区に属するクラスノヤルスク地方ジェレズノゴルスクの陸軍幼年学校で、恒例となっている生徒たちの儀式が一時的に中止された。儀式で「日本の将校の武器」である長い刀が使用されていると報道され、スキャンダルになった。同学校のウラジーミル・ヴォイノフ校長が、通信社スプートニクに伝えた。
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先に、練兵場で式典に参加する学生たちの写真がSNSに投稿された。学生たちは片膝をつき、学校職員とみられる大人がむき出しの日本刀のようなものを上からあてている。写真の説明によると、これは恒例となっている学生たちの儀式。

「黒い衣装、 真剣、試し斬り」 ザギトワ侍でござる! 🏯
写真の投稿者は、「ロシア軍の未来の将校たち」の儀式に「日本の将校たちの武器」が用いられているとして不満を表し、クラスノヤルスクの一連のマスコミがニュースとして取り上げた。

ヴォイノフ校長は「マスコミやネット上でのこの騒ぎを受け、我々は一時的に(儀式を)中止することにした。しかし学生たちが自らこの伝統の復活を求めている」と述べた。

校長によると、メディアやSNSで公開された写真は一昨年のもので、問題となっている日本刀のようなものは校長が武道を教えていた学生たちから1990年代末に贈られたもの。これは中国製の剣で刀ではなく、刀に似ているだけだという。

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