リャブコフ外務次官は記者団に対し、「ボリビアでの政権交代に先行して起きたすべてのことを、我々は事実上、クーデターに相当する行為とみなしている」と語った。
またリャブコフ外務次官は、ロシアは、選挙で新大統領を選出する問題が解決されるまでの期間、アニェス臨時大統領がボリビアの指導者と認識されると理解していると補足している。
ボリビアでは10月20日大統領選挙が実施された。最高選挙裁判所の情報によれば、選挙ではエボ・モラレス氏が勝利を収めた。
モラレス氏の主要なライバルであったカルロス・メサ氏は、最初の段階でモラレス氏の勝利は認められておらず、国内で反対行動が始まったと強調した。
10日、ボリビア軍は国内の安定を保障するためにモラレス氏が大統領の職を辞するよう要求し、その後、同氏は辞任を表明した。ボリビアの元指導部らも同様に辞任した。モラレス氏はボリビアを離れ、現在メキシコに滞在している。
この日、上院副議長のヘアニネ・アニェス氏は、大統領の責務を引き受けることを表明、憲法裁判所が権力移転の合法性を確認した。