ハンセン病補償法、午後成立へ 家族に最大180万円

ハンセン病元患者家族に最大180万円を支給する補償法案と、名誉回復を図るハンセン病問題基本法改正案が15日午後、参院本会議で可決、成立する。元患者への補償金支給法施行から18年遅れ、家族補償がようやく実現。補償対象者は厚生労働省の試算で約2万4千人、支給開始は来年1月末を見込む。今後は家族関係の修復や差別解消への啓発活動が課題となる。
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両法案は議員立法。補償法案は国の強制隔離政策で家族が受けた苦痛や苦難に対し、国会と政府による反省とおわびを前文に明記した。精神的苦痛への補償金として元患者の親子や配偶者らに180万円、きょうだいらに130万円を支給する。

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