トルソワ選手は、SPに向けた練習をミスなしで終えた。なお、4回転ジャンプは跳ばなかった。女子シングルのSPでは4回転ジャンプが禁止されているからだ。ただ、3回転ルッツを跳んだ時と、練習終盤の3回転サルコウで気になる点がみられた。
メドベージェワ選手は、過去の練習と同じく安定した様子で、ダブルアクセルでつまづきがみられただけだった。SPの演技ではすべての要素を成功させた。
コンスタンチノワ選手も、SPの音楽に合わせて質の良い、正確な演技をしたようにみえたが、ジャンプのあとで複数のミスがあった。
日本の宮原選手と横井ゆは菜選手もミスなしで終えたが、白岩優奈選手は転倒した。
ロシアと日本の選手たちの主要ライバルである米国のマライア・ベル選手もすべての要素を成功させた。
結論は1つ。本日、会場となるモスクワの「メガスポルト」アリーナでは、GPファイナル進出をかけた氷上での激しい戦いがファンたちを待っている。
GPシリーズ2019
今シーズンはラスベガス(米国、10月18日〜20日)、ケロウナ(カナダ、10月25日〜27日)、グルノーブル(フランス、11月1日〜3日)、重慶(中国、11月8〜10日)、モスクワ(ロシア、11月15〜17日)、札幌(日本、11月23日~25日)で開催され、男女シングル、ペア、アイスダンスの成績上位6名(組)が、トリノ(イタリア、12月5日~8日)で開催されるGPファイナルに出場する。
優勝賞金は1万8000ドル。なお2人組で行うペアとアイスダンスは1組で同額。2位は1万3000ドル、3位は9000ドル、4位は3000ドル、5位は2000ドル。
GPロシア杯 女子シングル選手たちが練習 ミスしたのは誰?
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