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「ナスカの地上絵」新たに143点発見=山形大学

南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」について、現地調査を続ける山形大学の研究グループが、新たに140余りの地上絵を発見した。研究グループによると、このうちの1つは世界で初めて人工知能(AI)を活用して発見した。NHKが報じた。
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発見したのは、山形大学の坂井正人教授の研究グループ。15日に学内で開かれた記者会見によると、これまでの調査で地上絵は小さな道沿いで見つかるケースが多かったことから、2019年の夏までの3年間、道沿いを中心に調べた結果、143のナスカの地上絵が新たに見つかった。

地上絵は、人や鳥、ネコのような4足歩行の動物などの形をしていて、大きいものでは全長100メートル、小さなものでは5メートルほどで紀元前100年から紀元300年ごろにかけて描かれた模様。

また、上空から撮影した画像を肉眼で調べる従来の手法は時間がかかることから、今回の調査では大手IT企業が開発したAIを使った分析も初めて試験的に行われた。その結果、頭に3本の飾りがあるヒトの形をした地上絵の発見につながった。

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