米国のマーク・エスパー国務長官は11月17日、米韓は今月末に予定されていた合同軍事演習を延期すると発表。北朝鮮との関係改善に考慮しての措置だった。
キム・ヨンチョル氏は、「米国は（韓国との）合同軍事演習の延期を誰かに対する“配慮”や“譲歩”とアピールし、米国が朝鮮半島の平和と安全に貢献していると自画自賛しているが、我々が米国に求めるものは、韓国と一切演習を行わないこと、あるいは完全に当地域での演習を中止することだ」と述べた。
キム・ヨンチョル氏によると、米韓軍事演習は朝鮮半島の安全を保障せず、問題の外交的解決に寄与しないという。非核化交渉は、北朝鮮の安全への脅威が排除され、体制保証が確保され、北朝鮮と米国に信頼が確立された後、ようやく可能になるとしている。
キム・ヨンチョル氏はまた、米国が朝鮮半島の核問題の「主原因」である北朝鮮に対する「敵対的政策」をやめない限り、非核化交渉は「夢見る必要さえない」と強調した。また「私たちは急ぐ行き先もない」と付け加えた。