15日に明らかになったガソリン新価格によると、車の所有者は、毎月60リットルまで、1リットルあたり0.13米ドル(約14円)で購入することができる。しかし、60リットル以上のガソリンを購入するとなると、1リットルあたり0.9米ドル(約98円)で買わなければならない。
イランの多くの都市ではデモとともに、反政府スローガンが叫ばれ、イラン革命のシンボルが破壊されている。同国の最高指導者アリ・ハメネイ師は、デモ参加者を「サボタージュ」と非難した。
イランのメディアによると、抗議デモは国内の40以上の都市に広がっている。同国の多くの地域でインターネットの接続、携帯電話での通信が困難になっている。デモの死傷者に関するニュースは出ているが、その数はまだ確定できていない。
2018年、米国が国際的な「核合意」から離脱し、再びイランに制裁を加えたことから、イランの通貨リヤルは下落した。これにより、外国からの投資は減速し、同国の年間インフレ率は4倍になった。
イランは、世界最大の原油生産国の1つで、輸出額は年間約十億ドルに上る。しかし同国は、経済制裁を受けているため、石油基地の交換用スペアパーツを購入するのが難しく、原油精製能力に制限がある状況だ。