香港デモ 観光の日本人男性逮捕 理工大周辺

反政府デモが続く香港では18日から19日未明にかけて香港理工大の周辺でデモ隊と警官隊が衝突を繰り返した。この現場周辺で20代の日本人男性が逮捕されていたことが分かった。産経新聞などが伝えている。
この記事をSputnikで読む

理工大には若者が立てこもっていたが、香港政府によるとそのうち19日までに約600人が大学を出て、約400人が拘束された。

こうした中、東京農大の20代の男子学生が香港警察に逮捕されていたことがわかった。在香港日本総領事館の関係者によると、この学生は観光目的で香港入りし、17日、デモの様子を見るため理工大周辺に行き逮捕されたという。総領事館職員が面会しており、怪我などはないという。

香港、抗議活動でのマスク着用禁止で、新たな抗議の波
なお先に香港の抗議行動で2人のドイツ人が拘束されたと伝えられた。

事の発端は何だったか?

香港では、中国の法律に違反している疑いのある人物や指名手配されている犯罪人を香港から中国本土に引き渡すメカニズムの確立を目的とした法案に反対する大規模な抗議デモが数カ月前から続いている。

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は世論の圧力を受け、同法案を議題から外すことを発表したが反政府デモはおさまらず、数十万人が街頭に出て反対の意志を示している。

ここ数週間、抗議デモではデモ隊と警察の激しい衝突が起こっている。抗議デモは市内のさまざまな場所で行われており、参加者らは公共交通機関を妨害したり、複数の道路を封鎖した。

警察は一度ならず催涙ガスを使ってデモ隊を解散させている。

コメント