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妻の収入は夫の心理状態に影響する=調査

夫婦の収入格差が夫のストレスレベルにどのように影響するかを学者らが明らかにした。調査結果が、学術雑誌PSPB(Personality and Social Psychology Bulletin)に掲載された。
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調査では、男性が最も不安を感じるのは、家族で唯一の稼ぎ手である場合、または反対に、経済的に妻に完全に依存している場合であることがわかった。

ストレスレベルは、夫婦収入に占める妻の収入の割合が40%に近づくにつれて低下している。また妻の方が収入が多い場合も、夫は不安を感じる。

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なお、結婚前の妻の収入が夫よりも高かった場合、夫は結婚後にストレスを感じないという。

また、女性は夫婦収入に占める夫の収入の割合が50%未満である場合に夫の稼ぎは不十分であると考え、男性は少なくとも60%を稼ぐべきだと考えていることがわかった。

調査では、男性と女性ではパートナーの不快感に関する認識が異なることも示された。夫は妻の小さな不安にも気づくが、妻は夫のストレスレベルを過小評価しているという。

調査は米国で2001年から2015年に行われた。15年にわたって6035家族および各家族のメンバーそれぞれの生活の経済的、社会的、医学的要素に関するデータが収集され、分析された。

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