歴代最長の安倍政権 トランプ大統領再選なら総裁4選論も

安倍晋三首相の通算在職日数が20日、戦前の桂太郎氏の2886日を抜いて歴代最長となった。自民党総裁としての任期満了を2021年9月に控える中、良好な関係にあるトランプ米大統領が2020年の選挙で再選された場合、党内で任期延長や連続4選に向けた動きが起こり得るとの見方が出ている。ブルームバーグが報じた。
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安倍首相の側近として知られる世耕弘成参院幹事長は、「まさかこんなに長く続くとは思わなかった」と振り返り、経済政策で成果を出し、国際社会でも存在感を増したことが長期政権の理由だと見ている。厳しさを増す安全保障環境や不透明な世界経済の下で日本のかじ取りができるのは「やはり安倍首相しかいない」と話した。

岩屋毅元防衛相は、自民党総裁4選について、「米国の大統領がどうなるかによって考え方が違ってくる」との見方を示す。

こうした声は安倍政権を中枢で支えてきた他の自民党議員からも出始めている。茂木敏充外相は10月発売の月刊誌「文芸春秋」に掲載されたインタビューで、政治状況によって総裁任期を1年、2年延長することは十分に考え得ると語った。二階俊博幹事長も19日の会見で、安倍首相が4選を決断すれば党として全面的に支援したいとの立場を示した。

2人の大臣の辞職は安倍首相の人気に影響を与えるか

11月15-17日に実施された読売新聞の世論調査では、安倍政権の支持率は49%となり、10月の55%から6ポイント低下した。政党支持率は自民党37%に対し、野党第1党の立憲民主党が7%と大きな開きがある。

次の首相にふさわしい人を問うと、石破茂元幹事長が21%と最多。2位は小泉進次郎環境相で18%、3位は安倍首相の15%だった。

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