トランプ大統領は大統領部会議のなかで記者団からの質問に答えた中で、中国との貿易合意の調印を再び疑問視した。
トランプ氏は、中国製品への高い関税率におかげで米政権は数十億ドルもの利益を得ることができ、自分はハッピーだと語り、以前は中国からは1セントも集めず、ただ損失に耐えるだけだった述べた。
「中国は、私が望む合意を結ばざるをえなくなる。まぁ、どう状況が進展するか見てみよう。我々としては、中国との合意を結ばない場合は税率を上げるまでのことだ。」
どこかでちぐはぐに…
トランプ氏が米中は合意締結に「かなり近づいた」といったのはわずか半年前、今年の4月のことだった。 にもかかわらず両首脳は合意には至らなかった。
習 近平国家主席は、合意締結のための訪米は計画していないと語っている。
11月16、17日にチリで開催のアジア太平洋経済協力会議では米中の指導者間で暫定的な貿易合意が交わされる予定だった。
トランプ大統領と米国指導部は中国に対し、米国のアイオワ州やハワイ、またはアラスカで会談を行うことを提案していた。しかし、この間ワシントンで行われた非公式な行事で中国のある高官は、米中の両リーダーの会談はおそらくトランプ大統領にとっては「非常に重要」ではあるが、習近平国家主席にとっては「極めて批判的」なものと語った。