ラブロフ外相は、マレーシアのサイフディン外相との共同記者会見で「ロシアと中国は2017年夏、当時『ロードマップ』と呼ばれたイニシアチブを提起し、それに応じて北朝鮮と米国をはじめとした当事者の行動、信頼構築の面での歩み寄り、軍事演習や核実験、ミサイル発射の放棄、また対話の開始を奨励した。そして状況は概してまさにそのように展開した」と述べた。
ラブロフ外相はまた「我々はマレーシアと同じように、トランプ大統領と金正恩委員長による米朝首脳の接触を含む米国と北朝鮮の直接接触を歓迎した。しかし最近、皆さんもご存知のように、この接触はストップしてしまった。その理由は非常に単純だ。北朝鮮は、自分たちは見返りに値する具体的なことをすでにたくさん行ったと考えているからだ。米国側はすべてを一度に(解決する)必要があるため、北朝鮮をどのように奨励するかを考えるだろう。(しかし)誰もが、そのようなことは起こらず、上手くいかないことをわかっていると思う」と指摘した。
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