コストルナヤとザギトワを育てあげた名監督エテリ・トゥトベリーゼ氏もふたりを支えるため、会場に入っている。が、今回、コストルナヤは複雑なプログラムの複雑さと高い芸術性を打ち立て、ライバルのザギトワにわずかなチャンスも譲ることはないのは火を見るより明らかになった。
火花を散らすのは2週間後にイタリアで行われるGPファイナル。すでにファイナル出場権を手にしているのは、ロシアのアレクサンドラ・トルソワとアンナ・シェルバコワ。この2人と戦う相手がコストルナヤとなるか? この答えは明日のフリープログラムの結果を待たねばならない。
コストルナヤはフィギュア界の新たな現象と呼ばれる。専門家らの間ではコストルナヤは、アレクサンドラ・トルソワとアリーナ・ザギトワのふたりがもつ最強の資質をひとつに併せ持つ存在とされている。コストルナヤはシーズン中にトリプルアクセルをものにした。トリプルアクセルに成功した女子はコストルナヤまでに9人しかいない。これをコストルナヤはシニア入りした初の大会で見事に決めたのだ。
フィンランディア杯でコストルナヤは、SP、FP合わせて234.84点を獲得。点数の新規則の導入後、点数を伸ばしたのはFPで4つの4回転ジャンプを跳んだアレクサンドラ・トルソワ選手(238,69)と五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワの (238.43 と 237.50 )の二人だけにとどまっている。
GPシリーズ2019
フィギュアNHK杯 女子SP 1位はロシアのコストルナヤ 紀平は2位
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