犯行ビデオ公開 独博物館の宝飾品の価値は「天文学的」

25日早朝、ドイツ東部ドレスデン城内にあるザクセン王家の宝物を展示した博物館「緑の円天井」で前代未聞の盗難事件が発生した。ドレスデン警察が公開したビデオには、強盗犯が懐中電灯を手に、斧で博物館の展示用のガラスケースを叩き割る様子が映し出されていた。
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このビデオはドレスデン警察が、犯人逮捕につながる情報を収集しようとインターネットに投稿したもの。

ビデオでは、照明が消えた真っ暗な展示室で、犯人の1人が2つの懐中電灯の光を手掛かりに展示用のガラスケースを数回叩き割り、ガラスケースのフレームを完全に取り外す様子が映し出されている。同博物館によると、強盗犯らはダイヤモンドの宝飾品3セットをはじめとする、宝石約100点を盗んだ。

​このビデオ公開より前に出されていた同博物館の幹部の声明では、盗難品は18世紀の宝石で、あまりにも価値が高く、額が算定できない。今回被害にあった中にダイヤモンドの宝飾品3セットがあったことから、盗難品の市場価格は天文学的な数字に達している。

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