サルコジ氏、西側の衰退について語る

フランスのサルコジ元大統領は、スペインのマドリードにあるフランシスコ・デ・ビクトリア大学で演説し、西側の衰退について語った。スペインのエル・ムンド紙(電子版)が報じた。
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サルコジ氏は「何世紀にもわたって世界の中心は西にあったが、今日、世界の中心は東に移動した。地球の人口70億人のうち40億人がアジアに住んでおり、中心に住むのはわずか8億人だ。我々はもはや世界の中心ではなく、これには人口統計上の理由がある」と述べた。

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サルコジはまた、欧州連合(EU)の危機は時代遅れの観念によって引き起こされたとの見方を示し、27か国の欧州統合は不可能だと指摘し、代わりにシェンゲン協定、ユーロ、防衛、連合という「4つの欧州」を見据え、古い概念を放棄し、「未来の欧州」について考えることを呼びかけた。

サルコジ氏は、この状況は特に英国のEU離脱(ブレグジット)を引き起こしたと強調し、ブレグジットは「狂気、ドラマ、歴史的矛盾」だと指摘した。

サルコジ氏はまた、西側衰退の兆候の1つは、ドナルド・トランプ氏が米大統領に選ばれたことだとし、米国を「道を指し示すであろう」強い大国と思いたいが、「ツイッターへの投稿が誰かを強くすると考えたことは一度もなかった」と述べた。

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