ロンドンでのNATO首脳会談を前に、ストルテンベルグ事務総長は、今年、欧州連合とカナダの防衛費が実績で4.6%の増額となったと語った。同氏によれば、こうした支出増は5年連続だという。
またストルテンベルグ事務総長は、2020年末までに2016年との比較で同盟各国の支出はさらに1300億ドル(約14兆2300億円)になる予定だと述べた。2024年末までの総合的な防衛の支出増加額は2016年との比較で4千億ドルとなる。
ストルテンベルグ事務総長は、「これはかつてない進歩であり、このことがNATOをより強固にする」と強調。さらに、今年すでに9同盟国がGDPに対し防衛費が2%に達したと語った。また、同盟国の多くは2024年までにこの指数を達成させる予定だという。
ロシア外務省は、NATO加盟国の軍事費はロシアの22倍超であると強調した。
またロシア国防省はロシアが防衛費を削減している理由について説明した。