香港市民 催涙ガスの不使用を警察に要求【写真】

1日朝、多くの香港市民が市内での警察による催涙ガス使用に抗議し、承認を受けた平和的デモを実施した。テレビチャンネルRTHKが報じた。
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報道によれば、デモは静かに取り組まれ、負傷者などは出ていないという。多くのデモ参加者は黄色い風船と警察が催涙ガスを使用しないことを求めるプラカードを掲げてアピールした。

​最新情報によれば、警察は市内での抗議と混乱の際、各地の抗議参加者を解散させるために催涙ガスを1万弾以上使用した。市民は、大量の化学薬品の使用が人々の健康、とりわけ子どもに影響を及ぼすことをとても心配している。

​政府に対し、市内で警察がどのような物質を使用し、人体にどのような影響を与えるのかについて十分な情報を提供するよう要求がされている。

おさまらない抗議行動

香港では、中国の法律に違反した疑いのある人物や指名手配されている犯罪人を香港から中国本土に引き渡すメカニズムの確立を目的とした法案に反対する大規模な抗議デモが数カ月前から続いている。

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香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は世論の圧力を受け、同法案を議題から外すことを発表したが反政府デモはおさまらず、数十万人が街頭に出て反対の意志を示している。警察は一度ならず催涙ガスを使ってデモ隊を解散させてきた。

この抗議活動による逮捕者は4千人を超えたほか、警察による鎮圧で1500人以上が負傷した。

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