NATOサミットの際に記者らは、欧州への中距離弾道ミサイル配備中止に関するロシアのプーチン大統領のイニシアチブについて、トランプ大統領に質問を行った。
トランプ大統領は、「私たちは核兵器の削減と核兵器の開発をふまえ、ロシアと多くのことについて話し合っている。私の観点からすれば、今日、これは全世界にとってもっとも大きな問題といえる。この問題は、今日の世界にある他のどの問題より大きな課題であり、私たちは粘り強くこの問題に取り組んでいる。彼(プーチン大統領)は何かが起こることを望んでおり、そして私も、そして中国もそうだ」と語った。
ロシアのプーチン大統領は欧州や他の地域での中距離弾道ミサイル配備の中止を提起し、その提案を同大統領は欧州とアジアの主要各国とさまざまな国際機関に発送した。
米国は中距離核戦力全廃条約(INF)から脱退したが、しかし、戦略的兵器の削減に関する新たな条約締結についての検討を提起した。トランプ政権はこうした条約は米国とロシアだけでなく、中国も締結する必要があると表明した。