政府は海上自衛隊の護衛艦1隻とP3C哨戒機1機の派遣を年内にも閣議決定する見通し。公明党は派遣に慎重な姿勢を示しており、派遣期間は1年ごとに閣議決定で更新する可能性がある。
政府案は、防衛省設置法の「調査・研究」を法的根拠とし、ソマリア沖アデン湾で海賊対処にあたるP3C哨戒機を活用するほか、護衛艦1隻を年明けに出航させる。
年明けの中東訪問の際、安倍首相はサウジアラビアを訪れ、ムハンマド皇太子らと会談する方向で調整しているという。会談では、自衛艦の派遣が日本船の安全確保であることなどについて、地域の大国であるサウジアラビアに理解を求める。
河野太郎防衛相も年末に中東を訪問することを検討しており、友好国への協力を呼びかける予定だという。