安倍首相、年明けの中東訪問で調整

安倍総理は来年1月中旬に中東を訪問する方向で調整をはじめた。 この訪問は、日本の船舶のシーレーン(海上交通路) の安全を確保するために自衛隊を派遣することについて、 中東各国に理解を求めることを目的とする。複数の政府・ 与党関係者らが明らかにした。
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政府は海上自衛隊の護衛艦1隻とP3C哨戒機1機の派遣を年内にも閣議決定する見通し。公明党は派遣に慎重な姿勢を示しており、派遣期間は1年ごとに閣議決定で更新する可能性がある。

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政府案は、防衛省設置法の「調査・研究」を法的根拠とし、ソマリア沖アデン湾で海賊対処にあたるP3C哨戒機を活用するほか、護衛艦1隻を年明けに出航させる。

年明けの中東訪問の際、安倍首相はサウジアラビアを訪れ、ムハンマド皇太子らと会談する方向で調整しているという。会談では、自衛艦の派遣が日本船の安全確保であることなどについて、地域の大国であるサウジアラビアに理解を求める。

河野太郎防衛相も年末に中東を訪問することを検討しており、友好国への協力を呼びかける予定だという。

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