ネイサン・チェン選手のショート&フリーの合計点は335.30点。自身が持っていた世界最高(323.42)点を更新した。
3位には合計275.63点で仏のケヴィン・エイモズ選手が入った。
ロシア選手の最高順位はアレクサンドル・サマリン選手の4位(248.83点)。
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スプートニク通信特派員の「ロシアコーチと仕事をしてみたいという発言はどの程度本気か」という質問に対し、羽生選手は「ロシアのフィギュアスケートを尊敬していて、ロシアの振付師と作品を作れればいいなと思っている。でも現時点でカナダ・トロントが居心地がいい」と語った。
(ネイサンとの)40点差をどう受け止め、どう埋めていくかという記者の質問に対して、「点数ほどの差はないと思う。この採点システム自体、細かいミスをすればするほど差は開いていく。降りたジャンプは数多くあり、特にループとルッツは加点ももらえている。なので(ネイサンとの)差はそれほど感じていない。ただショートに関してはトゥループの不安、そこをどうやって変えていくか、ループにする可能性も含めて考える。色々楽しみながら強くなっていきたい」と答えた。
羽生選手は、記者会見でスプートニク通信特派員の「女子ファイナルについてどう思うか、またトルソワ選手と4回転ジャンプを跳びたいか、もしからしたら4回転アクセルを一緒に跳ぶことも夢ではないのでは」という質問に対し、女子ファイナルについては言及を避けたが、トルソワ選手についてはにっこりと笑い「トルソワ選手は既に僕よりもすべて上手い。4回転ルッツも跳べることだし。彼女はこれからもどんどん上手くなるだろうし、彼女ならどんなことも可能だと思う」と答えた。
ネイサンは羽生について、「ハニュウはスポーツですでに多くを達成したが、そのすべてをこの先、僕が同じように遂行できるとは思わない。彼は本当に偉大なスポーツ選手であり、僕を鼓舞する存在だ」と語ると、それを受けて羽生選手は、「もちろん、僕には2つの五輪の金メダルがあるとは言える。けれども、今という時を生き、常にネイサンや他の選手と互角で競争できる状態にありたいと思っている」と答えた。
羽生選手は記者会見で、4回転リッツは着氷しようと思えば出来たが、4回転ジャンプを跳んでいる時に感じる自由な感覚はわずか50%だと打ち明けた。にもかかわらず羽生は、監督がそばについておらず、ミスもあったものの、ファイナルに出場できたことは自身にとっては素晴らしい経験となったと語っている。