リチウムイオン電池は、スマートフォンやノートパソコンに搭載、さらには電気自動車の動力源と、すでに身の回りのあらゆる場面で使われている。リチウムイオン電池の長所は、比較的コンパクトなサイズなのに充電すれば長時間持つ点だ。
吉野彰さんは、1948年大阪生まれ。京都大学を卒業後、旭化成に入社。1980年代後半にリチウムイオン電池を開発した。2019年、吉野さんはノーベル化学賞に選ばれた。ノーベル賞委員会は、リチウムイオン電池の開発は先駆的であり、携帯電話から電気自動車、未来の家庭向け蓄電設備など、現在と未来の生活の根幹を進化させてくれたと、リチウムイオン電池の開発意義を評価している。
吉野さんは10日、ストックホルムで行われるノーベル化学賞の授賞式に出席する。
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