中村哲医師銃撃で2人の容疑者を拘束 地元警察

NGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表、中村哲(てつ)医師(73)らが移動中の銃撃により殺害された事件で、9日までに地元警察が容疑者2人を拘束した。警察幹部や州政府幹部が明らかにした。中村医師らは長年にわたりアフガニスタン東部ジャララバードで人道支援に取り組んでいた。
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拘束された2人の男の自宅からは武器や治安機関の制服が見つかったという。目撃者によると、今回の事件の襲撃犯は私服だった。治安機関員に扮した襲撃の際に制服が使われることがあり、警察は2人がなんらかの形で事件に関わっていた証拠とみている。

これまでの地元警察の調べでは、白い車に乗って待ち伏せしていた複数の男らが中村さんの車の進行を妨害し、銃撃を行ったことが分かっている。また、現場近くの防犯カメラの映像に銃撃犯とみられる複数の男が白い車に乗り込んで走り去る様子が写っていた。警察は映像を分析するなどして犯人の特定を進めている。

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