麻生副総理は、憲法改正を実現しようとするなら今の任期の中で行うには期間が限られており、安倍首相が本気で改正を行おうとするなら、さらに1期必要であり、つまり自民党の総裁任期の延長、4期目が必要となるとの考えを明かした。
麻生副総理は会見で、かつての憲法改正論議について触れ、1960年に岸元首相が池田元首相に交代する際に憲法改正を託したが、その後、池田元首相が「所得倍増」などの政策を中心としたことで憲法改正が実現しなかったことを紹介。そうして点をふまえ、安倍首相は誰かに憲法改正を委ねるということになれば、かつての二の舞になりかねないと指摘した。
その上で麻生副総裁は、任期中の国会は限られており、その間に憲法改正が実現できないのであれば対策を考えるのは当たり前のことだと述べ、安倍総理大臣が自民党総裁任期を延長して4期目に入る必要性について認識を示した。
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