ワインスタイン被告は2500万ドルの和解金でセクハラの罪を認めずにすむのか?

性的暴行などの罪で起訴されているハリウッドの元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン被告は、被告に対してセクハラ被害を訴えた女性たちと和解について暫定的に合意した。ニューヨーク・タイムズが、交渉に参加した弁護士らの話をもとに報じた。
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2017年、30人以上の女優と映画会社ワインスタイン・カンパニーの元従業員らが性的嫌がらせを受けたとしてワインスタイン被告を訴え、大きな反響を呼んだ。和解は主な当事者の暫定的な承認を得たが、まだ裁判所の承認は得ていない。

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和解金は2500万ドル(約27億円)で、訴訟を起こした女性全員で分配する。一方、ニューヨーク・タイムズによると、ワインスタイン・カンパニーの保険会社がすべての支出を負担するため、ワインスタイン被告は罪を認める必要もなければ、和解金を自身で支払う必要もないという。

現在、ワインスタイン・カンパニーは破産手続きを進めており、すべての債務を処理した後の支払い総額は4700万ドル(約51億円)となる。

和解合意は、2017年から数十人の女性がワインスタイン被告を相手取って起こした訴訟の解決を可能とする。一方、ワインスタイン被告は、グウィネス・パルトロー、アンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエックなどの世界的に知名度のある女優からも訴えられているが、いずれも今回の訴訟には加わっていない。

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