研究者らによると、日頃から赤唐辛子を摂取(週4回以上)している被験者は、
心臓発作で死亡するリスクが40%減少することがわかった。脳血管疾患の死亡リスクはさらに低まった。しかも赤唐辛子による予防効果は被験者の食事の種類に関係がなく、赤唐辛子を含むあらゆる食事でその効果は発揮される。
この結果を受けて研究者らは、次なる研究テーマとして赤唐辛子や似た種類のスパイスが体に作用する生化学的メカニズムの解明を掲げている。これらの野菜には舌が焼けるような味覚を与えるアルカロイドのカプサイシンが含まれている。カプサイシンはミトコンドリアに影響を与えることで、がん細胞を死滅させることはよく知られている。
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