ロシア人研究者らの学術論文 2019年、最大注目の100研究に選ばれる

今年、オンラインで最も注目を集めた研究としてオルトメトリクス 社が選ぶ100の学術論文ランキング「Altmetric Top 100」に、ロシアのスコルコヴォ化学技術研究所の研究員らの発表した論文が入った。
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論文では、具体的な人物のスピーチ、動作を真似できるリアリスティックな動画を合成するシーケンスシステムの構築が果たして可能かが考察されている。この研究は顔認識および似顔絵ジェネレイター技術の進歩の一段階を示すもの。

AIの気が狂うことはあり得るか?
研究グループの1員のエゴール・ザハロフ氏は研究目的を次のように語っている。「我々が追及したのはテレプレゼンスにおける仮想現実(VR)と拡張現実(AR)の機能をさらに極めることでした。こうした環境で重要なのは人間が映り、動く様子をリアリスティックに伝達することです。ディープラーニングにより、最大限自然な画像映りを目指しました。」

ドミトリー・レムピツキー教授は「有名人の沢山の顔写真を基盤としたディープラーニングのおかげで、1人の人間のリアリスティックな動画アバターを作るためにわずか数枚の人物写真で足りました」と語っている。

今年の「Altmetric Top 100」には43の学術雑誌、サーバーのプレプリント、国家サイトに掲載された論文が選ばれた。最も論文の数が多かったのは米ハーバード大学(11)、雑誌「ネイチャー」(12)。

オルトメトリクス 社はオンラインで発表された研究に対し、学界その他のフォーラムでのユーザーの発言やディスカッション、主導的なマスコミの報道、国のガイダンス文書の内容、インターネットやブログのポレミックを分析し、それへ向けられる注目、関心を追跡している。

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