ドイツ 冷凍冷蔵車から難民11人を解放

ドイツ連邦警察は冷凍冷蔵車から11人のアフガニスタン移民を解放した。この事件は12月21日朝、オーストリア国境に近いバイエルン州パッサウ市近郊で起こった。
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ドイツ「ディ・ヴェルト」によると、トルコ貨物運搬車の運転手が果物を積載したバンから聞こえる音に気付き、路肩に停車しロードサービスに相談した。

到着した警官が密閉されたバンを開けたところ、人が乗っていることを発見した。彼らがトラックに乗り込んだのはセルビアだという。ドイツ入国を前に呼吸困難や頭痛が始まった。この中には未成年もおり、バンに乗っていた全員が当局に引き渡された。運転手は移民の存在を知らなかった証明を提示したため、その先のベルギーへの移動を続けることが許可された。

ポータルサイトGermania.oneは、ドイツ当局は移民申請者の大半を祖国に戻すため、ドイツはアフガニスタン難民にとって既にそれほど魅力的ではないことを指摘している。そのため難民はフランスを目指している。

冷凍冷蔵車の中で死亡

英国エセックス州グレースの工業都市で10月、ベトナムからの39人の移民の遺体を載せた冷凍冷蔵車が発見された。

英コンテナ事件 16人の遺体が祖国のベトナムに
未成年者も含む移民らはマイナス25℃の冷凍コンテナの中で凍死していた。その悲鳴は誰の耳にも届かなかった。移民らの一部には家族に別れのSMSメッセージを送った者もいた。

現時点の調査結果によると、北海沿岸ベルギーのジーブルグ港から英国に到着、車両そのものはブルガリア籍だという。

エセックス警察は北アイルランド出身の運転手(25歳)を拘束した。

運転手には殺人、人身売買計画、マネーロンダリングのかどで起訴されている。同じく北アイルランド出身のもう一人の男も搾取を目的とした移民輸送犯罪で起訴された。

同じような逮捕がベトナムでも見られた。逮捕者の一人は一時期ロシアに住んでいたことがあり、ロシア経由で人身密輸をしていた。その男は人身をドイツに運び、そこから他国へ送っていたという。

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