80センチを超える満潮は「アクア・アルタ」と呼ばれる。臨海レベルは140センチからはじまり、都市部の59%が水没した状況のことをいう。
今年11月、ベネチアは史上2度目となる水位の上昇に見舞われ、その際、最高水位は187センチにまで達し、都市の80%が海水に覆われた。この問題から、クリスマスと新年のシーズンのホテルの予約数は、昨年比で半分に減少している。
旅行者らは新年のツリーや名所をバックにゴム長靴で写真撮影を行い、楽観的な様子を見せている。ある旅行者は、「もし雨でも降ったらさらにひどくなるかも」とコメントした。
サン・マルコ広場が水没した。
ベネチアではクリスマス用に飾られた通りがこのような状況になった。
「アクア・アルタ」の新たな期間は、イタリアの北部と中部を包み込む悪天候と関係する。