輸出用のMiG-35戦闘機では、翼の幾何学的形状が変更され、航空機搭載レーダー装置のシステムが刷新された。システムには、最大30個の空中の目標を同時に捕捉および追跡できるアクテイブ・フェードドアレイ・アンテナを備えたレーダーが含まれている。
輸出版MiG-35には、推力を増強した新たなエンジンが搭載されており、飛行中に燃料を補給し、タンカーの役割を果たすこともできる。
MiG-35は、最新の多目的第4++世代戦闘機。乗員数は1人または2人、最高速度は時速2100キロ、最大航続距離は3000キロ。初号機と2号機は今年7月にロシア航空宇宙軍に納入された。
MiG-35は、短距離、中距離、長距離の「空対空」誘導弾や、地上(水上)の目標に対して撃たれる「空対地」ミサイルなど、広範囲にわたる武器を搭載することができるほか、30mmの自動砲が内蔵されている。