ローマ教皇は1日、恒例の一般謁見で、「忍耐とは愛である。私が昨日そうであったように、時にわれわれは忍耐を失う。そして本日、私は昨日の悪い例に謝罪する」と語った。
ルンキン氏は、「女性が教皇を引き寄せようとしたエピソードはもっとも月並みなものだ。教皇の反応はとても人間的といえる。失礼な行為をやめさせなかった警備員に問題がある」と考えている。
彼によれば、フランシスコ教皇には慈悲深い指導者、教会のリベラルというイメージがある。同氏は、「彼は、精神的な指導者として、完全に慈悲深く、オープンで、誠実でなければならない。また、フランシスコ教皇は、同性愛者と離婚者に慈悲深く、環境問題に関心がある指導者ということから、教会内の保守派からはリベラル主義の権化という存在だ」と強調する。
ルンキン氏によれば、この事件の政治的結末はおそらく1つしかなく、それは「問題は、教皇がどのように誠実であるか、自身のメディアイメージと教皇が一致するかどうかだ」という。