レバノン検察 9日からゴーン氏の事情聴取開始 イスラエルとの関係も焦点

日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告に対し、レバノンの検察は9日から事情聴取を行う。レバノン国営通信社NNAが明らかにした。
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ゴーン氏、日本から逃亡の理由「司法制度の欠如」
日本側はゴーン氏の身柄引き渡しを求めており、インターポール(国際刑事警察機構、CPO)は同氏拘束のための「レッドノーティス(手配書)」をレバノン側に渡している。この手配書を受けて、レバノン検察のウベイダト長官は9日からゴーン元会長の事情聴取を開始する方針を固めた。

この事情聴取ではゴーン氏が2008年にイスラエルを訪問し、役人らと会談した件についても取り調べが行われる予定。ゴーン氏はレバノン国民に対し、イスラエルを訪問したことについて謝罪していた。その際、業務の関係でイスラエルを訪問したと説明していた。

カルロス・ゴーン氏は東京で自宅軟禁中だったが、12月末に逃亡した。ゴーン氏はプライベートジェットでイスタンブールを経由してレバノン・ベイルートに到着、ベイルートから自分の居場所に関する声明を出した。

1月8日の記者会見でゴーン氏は、海外渡航禁止にもかかわらず日本からレバノンに逃亡した理由を「刑事・司法制度の欠如」と不法な訴追だったと説明した。

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