すでに報じられているように、10億ルーブル(約17億8千万円)の当選者は不明だった。この当選くじはモスクワ郊外のユージノ村で購入された。しかしナジェージダさんは「ストロト」に連絡を取らず、誰が当選したのかみんなが知りたがっている事実を秘密にしていた。
ナジェージダさんは年に数回、主に休日に宝くじを購入し、お正月の宝くじは毎年チャレンジしていた。ナジェージダさんは約10枚のお正月宝くじ券を持っていた。
「ストロト」広報部は「しかし、モスクワ郊外のショッピングモールで購入されたその幸運な宝くじ券は、ナジェージダさんの娘が母親にプレゼントしたのです」と説明した。
ナジェージダさんは「私の誕生日は12月31日です。息子と娘に何が欲しいか聞かれました。他のものは何でも持っているので、ならば宝くじ『ストロト』の券をとお願いしました。
当選額を見たとき、私は何かの間違いだと思いました。3回確認しましたが、画面に映った当選額は変わりませんでした」と今までの経緯を語った。
ナジェージダさん夫妻は、自分たちの人生は今のところ変わらず、 これからも家業を拡大させていくと語っている。「ストロト」 広報部にナジェージダさんが語ったところによれば、ご本人は10 億円当てた思い出に誕生日プレゼントにふさわしい宝石を自分に買 おうとしている。
ロシアの法律により、宝くじ当選者は自分の身元を明かさなくてもよいという権利がある。
しかし、宝くじ「ストロト」の主催者は「当選者が公表された方が、安全であると考えています」と説明している。
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