世界は金を必要としなくなった

世界中の投資家は、米中関係の雪解けや中東情勢の改善を背景に、準備資産としての金を必要としなくなった。
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ニューヨーク商品取引所の取引データによると、金の価格は、最近の最高値から下落した。この記事を書いた時点での金先物2月限の価格は、前日比0.67%安の1オンス=1549.1ドル。価格が最高値に達した先週と比較した場合、3.2%安となる。

また、上場投資信託ではファンドからの金への投資の流出もみられ、過去数日間で20トンの流出となった。

今週、米中貿易交渉での第1段階の合意文書への署名が予定されており、これにより少なくとも貿易摩擦の緊張が緩和される見込み。

さらに、中国当局の12月の統計は、輸出が予想を上回る増加を示している。

その他、米国とイランの対立の高まりを引き起こした中東の緊張は、トランプ米大統領が国民に向けて演説を行った後、静まった。

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