NYTが動画公開 イランで墜落した旅客機にミサイル命中の瞬間か

ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は、イランの首都テヘラン郊外に墜落したウクライナ国際航空のボーイング737-800型機にミサイル2発が発射され、命中する瞬間を捉えたとする動画をウェブサイトで公開した。
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テヘラン発キエフ行きのボーイング737-800型機は、1月8日早朝、テヘランの空港から離陸した直後に墜落した。公式情報によると、176人が死亡した。

公開された動画によると、旅客機に対して1発目のミサイルが発射されてから30秒後に2発目のミサイルが発射され、旅客機に命中、その後、旅客機はおよそ1分間飛行を続けた後、出火し、墜落した。

ニューヨーク・タイムズによると、この動画は1月14日にかけての深夜、イランのユーザーがユーチューブに投稿したもので、テヘラン郊外のビドカネ村近郊の建物の屋根に設置されたカメラで撮影されたものだという。

イラン軍は11日、ウクライナ旅客機について、人的ミスによって誤って撃墜されたと発表した。旅客機はイランの軍事施設の近くを飛行したため、「敵性目標」、つまり巡航ミサイルと誤認したという。

イランでボーイング機墜落

イランの首都テヘランで8日、ウクライナ国際航空のボーイング737-800型機が墜落した。キエフ行きのボーイング機は、テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した直後に墜落した。

同機に搭乗していたイラン人、ウクライナ人、カナダ人、ドイツ人、スウェーデン人、アフガニスタン人の乗客167人と乗員9人の計176人が死亡した。

航空機による悲劇は、バクダットでの米国の特殊作戦によるイランのソレイマニ司令官の殺害後、米国とイランの関係が悪化したことを背景に発生した。米国政府は、ソレイマニ司令官は米国への攻撃を計画していたと主張しているが、しかし、いまのところ具体的な情報は示されていない。

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