この女子学生は4歳の時に母親を亡くし、父親も18歳の時に亡くなった。両親の死後、弟の世話は彼女の肩にのしかかった。弟は精神を病み、医療援助が必要だったため、彼女には国から毎月300元(約4800円)が支給されていた。
苦境にも負けず、彼女は年間7000元(約11万円)の奨学金が支給される専門学校に合格した。彼女と弟は、叔母と叔父と一緒に暮らしていたが、経済的な問題を抱えていた。そのため、5年の間、ご飯と唐辛子の漬物だけの粗食に耐えざるを得ず、体重は約22キロになっていた。
2019年10月、この女子学生は心臓と腎臓に問題があると診断された。とうとう慈善団体に頼らざるを得なくなった時点で、彼女の存在は明るみになり、世間の注目を集めた。
苦学生を助けようと総額ほぼ百万元(約1600万円)の寄付が寄せられたが、それでは足りなかった。
医師らの看護にもかからわず、女子学生は1月13日に亡くなった。
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