エアランダー10の開発は2000年代中頃から行われている。同機の外観は飛行船に似ているが、しかし、空気よりも重い飛行機の部類に属する。エアランダー10はヘリウムで満たされたガス容量を有する。それらは航空機の離陸と空中での維持に必要な最大40%の浮遊力を生み出す。他の部分はプロペラ機の電動モーターによって作り出される。
エアランダー10の初飛行は2012年に実施された。それ以降、同機はさらに6回飛行テストを実施し、うち何回かはアクシデントに終わっている。
実験が行なわれたプロトタイプの全長は92メートル、幅は43.5メートル。搭乗員を乗せた同航空機は最大5日飛行を続けた。積載可能な貨物は10トンだった。
エアランダー10に関しては、メーカーはすでにハイブリッド航空機10機超の注文を旅行会社から受けていると発表している。開発者らは、同社は2024年に発注者に対しエアランダー10機の初の納品を行うと予定であるという。
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