この祝祭は暦の上で固定されている。主の洗礼を祝う人は年々増えている。氷穴もしくは川や湖に水辺に身を浸し、寺院に行き聖水をもらうのは毎年1月19日である。
祝日の準備は前夜、つまり1月18日の夕刻から始まる。夜の祈祷では告白を行い(告解礼儀、痛悔機密)聖体を拝領し、聖水を受け取る。
その際、神現祭前夜は信徒は断食する。
祈祷、告白、聖体拝領、断食、これら全てが「主の洗礼」に向けた準備だ。
これら準備をする過程で自身の罪を認め、悔い改めることができると考えられている。正教では「主の洗礼」日の沐浴は「全ての罪を洗い流す」とされている。
沐浴は三回行い、祈る。ようやくその後、心が清められ新たな自分となる。
関連記事