中国武漢 新型肺炎の感染者が新たに17人に

中国湖北省武漢市の衛生当局は19日、新型コロナウイルスによる肺炎の発症者を新たに17人確認したと発表した。武漢市での発症者はこれにより62人に増加した。当局はさらに市全体で疑わしい病例の検査を進めるとしており、今後も発症者数が増加する見通し。
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当局はより精度の高い試薬キットを使って発熱患者らを検査したところ、新たに17人の発症を確認した。発症者らはいずれも13日までに発熱やせきの症状が出ていた。そのうち3人は症状が重いと報じられている。17人のうち、男性が12人、女性が5人。

中国の新型肺炎 日本で初確認

発症者62人のうち2人は死亡、計8人が重症で、19人は退院した。他の発症者は隔離され治療を受けており、症状は安定しているという。

コロナウイルスは1965年に初めて存在が確認され、コロナウイルス亜科とトロウイルス亜科に分かれている。合わせて30種類以上のコロナウイルスが知られている。コロナウイルスは人間のほか、家畜や鳥類、ペットにも感染し、呼吸器系や消化器系、神経系に作用する。


2019年12月末に中国・武漢市では原因不明の肺炎が急発生した。1月9日、中国の疫学者らは流行の原因となった新型コロナウイルスを特定したことを発表した。

世界保健機構(WHO)は12日、中国当局から同日、発症者から検出したコロナウイルスの遺伝子情報の提供を受けたことを明かした。

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