バイカル湖に張った氷が割れてロシア人旅行者が転落 「水浴」の様子を撮影

シベリアのバイカル湖に張った氷が割れ、ロシア人旅行者2人が転落した。その様子を撮影していたザハル・サラプロフさんが、動画をフェイスブックに投稿した。
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2人は、マールイ・カディルニー岬の岸から約300メートルの場所で氷の下に落ちた。現場では湖の底から湯が沸き出ているため、その熱で氷が割れやすくなっているという。

サラプロフさんによると、2人は17分後に氷の穴から抜け出し、全身濡れたままの状態で6キロ歩き、プリバイカルスキー国立公園の見張所.にたどり着いた。

サラプロフさんは「すべてうまくいった。僕たちは風邪をひくこともなく、水浴はGoPro(アクションカメラ)で撮影されていた。その様子をご覧ください。でも真似はしないでください」とコメントした。

サラプロフさんは、氷が割れて転落した場合の対応についてもアドバイスした。サラプロフさんによると、指で氷をつかもうとするのではなく、できるだけ肘を使うのがよく、より厚い氷にたどりつくために薄い氷を割ったり、氷の穴から出る際には横向きになって抜け出したり、乾いている衣類がない場合は、濡れた服を脱いだり、水を絞ろうとしないほうがいいという。

洗礼際の水浴

驚くべきことに、多くのロシア人は冬に自らに氷水に入る。それは何故か?ロシアには、冬に凍った川や湖などに穴を開けて水に体を浸す民族的伝統がある。正教で「主の洗礼際」にあたる1月19日には、大勢のロシア人が「罪を洗い清める」ために洗礼際の行事に参加する。

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