「ほとんど何も行われなかった」 グレタ・ トゥーンベリさん、温暖化対策に進展がないと語る ダボス会議

スウェーデンの環境活動家グレタ・ トゥーンベリさんは、スイスのダボスで開催の世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で、約1年半前にトゥーンベリさんが温暖化対策を求める 運動を始めてから、事実上、世界では何も変わっていないと指摘した。
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トゥーンベリさんは21日、ダボス会議のディスカッションフォーラムで「ほとんど何も行われなかった。世界の二酸化炭素(CO2)排出量は減少しなかった」と述べ、自分たちが成し遂げようとしているのは、まさに世界のCO2排出量の減少だと語り、「だが一方でたくさんのことが起こった。これにより問題に対する認識が高まり、(温暖化対策を訴える)運動が始まった(中略)気候と環境は現在、主要テーマとなり、その多くは若者のおかげだ」と指摘した。

​なおトゥーンベリさんは、問題に対する認識がまだ具体的な行動に発展していないことも指摘し、「科学に耳を傾け」、「この危機を現実の危機として捉え始める」よう呼びかけた。

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