ロシア当局、クリル諸島の発展に74億ルーブル拠出へ 2020年

ロシア当局は、クリル諸島(北方4島)の発展にさまざまなレベルの予算から74億ルーブル(約131億5000万円)を拠出する予定。これは昨年の2倍に当たる。ロシアのマスコミが、サハリン州政府の発表をもとに報じた。
この記事をSputnikで読む

報道によると、「2020年のクリル諸島社会経済発展連邦プログラムの資金は59億ルーブルとなり、2020年のクリル諸島発展のための地域プログラムでは、地域予算及び予算外の資金源からさらに15億ルーブルが投資される」。
これらの資金でさまざまなプログラムが実施される予定。

約7割が黒字維持も、様子見感強まる:ジェトロのロシア進出日系企業実態調査
1つ目の方向性は、住宅建設。例えば、クナシリ島(国後島)、シコタン島(色丹島)、イトゥルップ島(択捉島)には、仮設住宅からの移住者向けに7000平方メートルの住宅が建設される見込み。

2つ目の方向性は、クリル諸島、サハリン、本土、カムチャッカ半島間の旅客及び貨物の航空輸送と海上輸送の確保に関連している。

3つ目の方向性は、島々の自然のポテンシャルを効果的に使用するための条件の構築。

また道路の建設とアスファルト舗装、公共インフラ補修が続けられ、幼稚園、学校、医療施設も建設される。

連邦目的プログラム「クリル」は、2015年にロシア政府によって承認された。実施期間は2016年から2025年。

関連ニュース

コメント