新型コロナウイルス 宿主はヘビの可能性 感染のピークは3月か

中国湖北省の武漢市を中心に肺炎を引き起こしている新型コロナウイルス「2019-nCoV」は、中国に生息するアマガサヘビやタイワンコブラが感染源である可能性が高い。22日、科学誌「 Journal of Medical Virology」でこの研究結果が発表された。
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​米CNNによると、新型コロナウイルスによる肺炎は、2019年12月に武漢市で初めて報告された。それ以来、新型肺炎の感染は旅行者を通じて中国国内、海外に拡大している。

新型コロナウイルスによる感染の発生源と疑われているのは、武漢市の海産物卸売市場。同市場では食用の動物や爬虫類も販売されていることから、今回の研究結果は、2019-nCoVが同市場で動物からヒトに感染したという説を支持した形となる。

研究者らが、2019-nCoVの遺伝子配列の解析を行った当初、このコロナウイルスは、重傷急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こしたコウモリのコロナウイルスに最も近い関係にあると断定していた。しかし、同ウイルスの遺伝子配列をさらに詳しく調べたみたところ、同ウイルスはヘビを宿主とするコロナウイルスである可能性が浮上した。

さらに、この研究に参加した中国人研究者は、新型肺炎の感染は3月にピークを迎えるかもしれないとみている。

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