ロシア憲法改正へ

ロシア下院は、プーチン大統領が提案した議会及び憲法裁判所の権限拡大、高官に対する外国での居住許可取得の禁止、大統領任期の数の制限、国際法に対する憲法の優位性、国家の社会的義務の強化に関する憲法改正法案を第1読会で承認した。
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法案は全会一致(432人)で承認された。

次のステップは、2月11日に開かれる可能性がある第2読会に向けた改正案の準備。

大統領の指示で設置された議員や社会活動家、専門家などで構成される作業グループも提案意見を収集する。

法案は、プーチン大統領が1月15日に行った年次教書演説で述べた要点に基づいている。

プーチン大統領は、国家評議会の役割と地位を憲法において定め、大統領に属する首相候補の承認、 また首相が提案した副首相や閣僚の候補を承認する権限を下院に移譲することを提案した。

また大統領の任期については、1人の人物が大統領を務められるのは「連続2期」までとする憲法の規定から、「連続」という文言が削除される見込み。

プーチン大統領は、大統領任期を2期までとすることを提案している。

その後、法案は「国民投票」に付されるはずだが、その日程などはまだ明らかになっていない。複数の消息筋によると、改憲法案が下院と上院で可決された後、4月に実施される可能性がある。

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