ダイバーはクリスティさん。水中植物や生物を撮影していたところ、子ザメを伴ったホオジロザメが突然彼女のほうに向かってきた
実はクリスティさんから離れた場所に、ダイバーらが安全な場所でサメの行動を観察するため、サメ用のエサが入ったコンテナが設置してあった。ところが小型の魚がエサを奪い、クリスティさんの近くで泳いでいた。ホオジロザメはその匂いを嗅ぎつけ、クリスティさんに向かってきたというわけだ。
クリスティさんはサメを扱った経験を持っており、サメの顔面をげんこつで叩き、サメを驚かせることができた。
鉄拳はサメに効いたようで、サメは即座に離れていった。魚はエサを探し続けていたが、クリスティさんの近くには戻らなかった。
クリスティさんは、とっさの反応ができたことを誇りに思っているという。サメの行動は分かっていたため、サメが襲ってきても動揺しなかったそうだ。
ツマジロはサメの大型種で、インド洋、太平洋、一部大西洋の熱帯水域に生息する。ホオジロザメは攻撃的で、ダイバーらに接近するため人間にとって危険だと考えられている。
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