研究所は「武漢市(中国)の患者から採取したサンプルを使い、新型コロナウイルス2019-nCoVの培養に成功した。中国国外におけるウイルスの細胞培養は初である」と発表した。
学者らは、培養されたウイルスは実験用の対称材料(コントロール材料)として使用できるため、症状が出ていない初期段階でウイルスを診断することが可能になるとの見方を示している。
中国当局は12月末、武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。現時点で中国国内における新型コロナウイルスによる肺炎患者は5974人、死者は132人に上っている。