エルドアン大統領は、セネガルからの帰国の飛行機内で記者らに対し、「彼ら(米国)は我われに戦闘機を供給するか、返金するかする必要がある。どちらでもないのなら、我われは別のところで購入する、また自分たちで製造する」と語った。テレビチャンネルNTVが同大統領のコメントを報じた。
危機の本質はなにか
ロシア製の最新地対空ミサイルシステムS-400の供給は7月中旬にはじまり、このことからトルコと米国の関係が悪化した。エルドアン大統領によれば、S-400の配備は2020年4月には完全に完了する。
米国政府は、この契約をやめ、その代わりに米国製のパトリオット・ミサイル防衛システムを購入するよう要求し、トルコへの最新のF-35戦闘機の販売をまったく中止するか、継続するか、また、制裁を加えるかなどと恫喝を行なった。トルコ政府は譲歩することを拒否した。
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