トルコのエルドアン大統領 米国にF-35戦闘機の供給条件を示す

トルコのタイイップ・エルドアン大統領は、米国はF-35戦闘機をトルコへ供給するか、同機の支払いを返金するか、どちらかを行なう必要があると表明した。
この記事をSputnikで読む

エルドアン大統領は、セネガルからの帰国の飛行機内で記者らに対し、「彼ら(米国)は我われに戦闘機を供給するか、返金するかする必要がある。どちらでもないのなら、我われは別のところで購入する、また自分たちで製造する」と語った。テレビチャンネルNTVが同大統領のコメントを報じた。

F-35を買うのはアリだが、一緒に作るのはナシ:なぜ米国防総省は日本をパートナーと認めないのか?

危機の本質はなにか

ロシア製の最新地対空ミサイルシステムS-400の供給は7月中旬にはじまり、このことからトルコと米国の関係が悪化した。エルドアン大統領によれば、S-400の配備は2020年4月には完全に完了する。

米国政府は、この契約をやめ、その代わりに米国製のパトリオット・ミサイル防衛システムを購入するよう要求し、トルコへの最新のF-35戦闘機の販売をまったく中止するか、継続するか、また、制裁を加えるかなどと恫喝を行なった。トルコ政府は譲歩することを拒否した。

関連記事

トルコ国防省:F-35計画からのトルコ排除は、NATOを弱体化させる

コメント