米誌 ソ連の戦闘ヘリコプターMi-24の有用性を評価

米国の航空軍事誌「The Aviationist」は今回、ソ連開発の戦闘ヘリコプターMi-24をとりあげ、ソ連のパイロットの間で愛称「クロコダイル」で知られるこのヘリは、アフガニスタン紛争(1978~1989年)の実戦で非常に効果的な兵器システムであることを見せつけたと評した。Mi-24は先ごろ刷新モデルが発表されており、米国空軍の関心を惹いている。
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Mi-24はソ連初の特殊戦闘ヘリコプター。世界では、米国の攻撃ヘリコプターАН-1「コブラ」に次いで誕生した。またいくつもの派生型が設計され、多くの国に輸出されている。

Mi-24は、空挺部隊の着陸、火力支援の他に、兵力、装甲車両やトーチカの破壊、貨物および負傷者の運搬に使用され、50ヶ国以上で軍に装備されている。

同記事によると、当時アフガニスタンで配備されたソ連の新型戦闘機Mi-24がジハーディストのムジャーヒディーンを倒す作戦であまりに大きな効果を上げていたため、米情報機関はソ連に対抗するために、ムジャーヒディーンへの携帯型防衛ミサイルシステム「スティンガー」の供給に踏み切ったといわれている。

「The Aviationist」によれば、Mi-24は実は米軍の演習で使用されたことがある。米空軍はデビスモンタン空軍基地(アリゾナ州ツーソン市)での演習で2機のMi-24を使用し、これに対抗する方法を学んだという。演習の目的は、この戦闘ヘリコプターがもたらす脅威を理解することだった。

すでに、ロシアの技術者はMi-35P+という型名のMi-24のアップグレード版を設計した。Mi-35P+では特に、電子兵器制御システムの機能刷新が行われているという。 

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